第35回『本読み会・清水邦夫』レポート

大野です。
少々更新が遅れましたが、お蔭様で先日の『本読み会』も無事に終了いたしました。
どうもありがとうございました。以下、簡単にご報告を。



長いこと口コミで活動していた『本読み会』もこうして宣伝をし始めて、だんだんいろいろな方が参加してくださるようになりました。今回ご参加いただいた方々も、職業に年齢に演劇経験に、本当に十人十色といった感じで、それぞれ個性あふるる魅力的なセリフを聞かせていただきました。

今回扱った戯曲「狂人なおもて往生をとぐ」は、清水邦夫の初期の劇作を代表する作品です。
登場人物の抱えている狂気を帯びたイメージが、まるで劇中劇のように舞台上にあふれ出してくる。これぞ清水邦夫!というような演劇的技法と、リズムのいい言葉が心地いい作品で、誰が正気で誰が狂人なのか、(初見での参加の方は特に!)混乱しながらの楽しい本読みとなりました。

閉会後に参加者の方々とお話しした中にも出てきたのですが、前回のアラバールとはうってかわって、今回は戯曲の読み方よりも内容により焦点の当たる回になったと思います。それには、今回の戯曲が先に述べたように謎めいた筋であるということ。そして何より、やはり清水邦夫が現代の日本の劇作家であるということが大きく影響しているように感じます。
読む戯曲が変われば会の雰囲気まで大きく変わってくる。そんなところにも、戯曲という読み物の面白さが現れているなと感じました。

ご参加くださった皆様、どうもありがとうございました。

さて、次回は7月の中旬にブレヒトを読む予定です。
ブレヒト作品はたくさん人が出てきますので、今回のように参加を締め切らなくてはならないということもないかと思います。
詳細も近日中にご案内致しますので、皆様、どうぞご参加くださいませ。
それでは!

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