第53回『本読み会・真山青果』レポート
歌舞伎の台本を読むときは、心をぐぐっと江戸へもっていくのが肝要。真山青果『御浜御殿綱豊卿』を読み解くには、「男気」 がカギとなるのです。
歌舞伎の台本を読むときは、心をぐぐっと江戸へもっていくのが肝要。真山青果『御浜御殿綱豊卿』を読み解くには、「男気」 がカギとなるのです。
赤穂浪士四十七人による討ち入りは、間違いなく日本一有名な復讐譚。その「忠臣蔵」を、真山青果は等身大の人間による心理劇として描き切りました。今回『本読み会』では、真山青果による連作「元禄忠臣蔵」の中から、とりわけ名作の誉れ高い「御浜御殿綱豊卿」を取り上げます。