ワークショップ、始めました。
2004年に活動を開始した『本読み会』。ただただ戯曲を読むことを続けてきた地味な会ですが、活動10周年を超えた頃から、ありがたいことに、「外部の方に頼まれて何かする」ということがチラホラ出てきました。依頼主の方の求めに応じて何をしたらいいか考えていく作業の中から、なんとなくワークショップの雛型のようなものが生まれ、そうしたことを繰り返しているうちにだんだんと手法として定着してきたように感じています。この頃よく考えるのは、「”戯曲”に恩返ししなくては!」ということです。こんなに楽しませてもらっているのだから、なんとか戯曲文化に貢献したい。「なんかこいつ変なことを言い出したぞ」と思われているかもしれませんが笑、要するに、『本読み会』の活動の中で見えてきたものを社会にお返ししていけたらいいな、ということを考えています。
という訳で、ワークショップのご依頼、正式に受け付けることを始めました!
「本読みを体験してみたい」
「戯曲についてもっと知りたい」
「自分のコミュニティで本読みを使って何かしてみたい」
「自分で、戯曲の読書会を開催してみたい」
などのニーズがありましたら、『本読み会』が何かお手伝いできるかもしれません。お気軽にご相談いただければと思います。
ご依頼内容に応じて、オーダーメイドで中身はいろいろ考えられます。
以下、参考までにこれまで何度か実施しているワークショップのメニューについてご紹介いたします。
例えばこんなこと、できます。
・出張!『本読み会』
会社、学校、趣味の集まり、友人同士など、あなたのコミュニティにお邪魔して、『本読み会』を開催いたします。場所さえ用意していただければ、あとはこちらにお任せくださって大丈夫です。
もちろん、全くの初心者でも心配は要りません。終わった後は、皆さんニコニコホクホクした顔で帰っていかれます。
「一から教えて欲しい」
「こんな戯曲を読んでみたい」
「こんなことがしてみたい」
「『本読み会』開催のノウハウを教えて欲しい」
などなど、ご希望があればお伝えください。プログラムを調整いたします。
・戯曲に親しむ!ワークショップ
「戯曲って何だろう?」「戯曲って難しい」−−そんな想いを抱えている方、朗報です!いろんな「ことば」がある中で、戯曲の「ことば」にはどんな特徴があるのだろう。どう味わったらいいのだろう。このワークショップでは、様々な「ことば」を声に出してみることを通して、「戯曲」への親しみ方を探っていきます。
戯曲や演劇はあまり知らないという初心者の方や、初心者ではないけれど戯曲を別の角度から楽しんでみたいという方にオススメです。
こちらもご希望に応じて、内容を調整いたします。もう少し発展的な内容の、
「戯曲を読み解く!ワークショップ」や、
作家性に焦点を当てた、
「覆面!本読み会」
など、面白いプログラムもありますよ。
・『本読み会』リーディングライブ
こちらは『本読み会』の上演活動、リーディング公演の中で生み出されたオリジナルプログラムです。リーディング公演とは、普通のお芝居と少し違って、俳優たちが戯曲(台本)を持ったままお客さんの前に出て、戯曲を読みながらお芝居をする形式の上演のことですが、『本読み会』はこのリーディング公演にさらに一工夫加えることで、ワークショップの要素を持たせることに成功しました。
その一工夫とは、”ト書きも扱うこと”です。
『本読み会』リーディングライブでは、登場人物だけでなく、ト書き担当の俳優を用意し、さらに戯曲(台本)をスクリーン上にライブ投影することで、お客さんが擬似的に本読みを体験することができます。
ただ単に戯曲の物語を楽しむだけでなく、俳優がどう戯曲に向き合うのか、どのように戯曲を立体化するのかを観察したり、作家がどのように戯曲を書いているのかを、リアルタイムに確認することができます。
観客としての戯曲の楽しみと、作り手側の戯曲の楽しみとが味わえる、一粒で二度美味しいプログラムと言えます。
ご依頼については、30分程度の短編の上演のレパートリーはあるのですが、俳優陣のスケジュール調整などありますし、それなりに準備に時間がかかることはご了承ください。
ご依頼について
ワークショップのご依頼は、下記フォームからお申し込みください。開催を希望する団体、場所、時期などの情報のほか、どのような目的やご希望があるかを記載していただけると助かります。
費用に関しては、プログラム内容やご予算に応じて検討させていただければと思います。営利目的ではないので、『本読み会』の活動が継続していける程度の額を提示させていただいております。
その他分からないことなどあれば、お気軽にお問い合わせください。
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