暑い日が続いております!皆さまいかがお過ごしでしょうか。私は最近とうとう日傘デビューいたしました。
さて、2024年4回目となる今回、扱うのは2019年のノーベル文学賞受賞作家、ペーター・ハントケです。少し難しい印象もある作家ですが、声に出して読むことで、何か見えてくるものがあるだろうと期待しています。
以下、詳細です。
第96回『本読み会/ペーター・ハントケ』
■作家
ペーター・ハントケ
■作品
『アランフエスの麗しき日々:夏のダイアローグ』(論創社)
翻訳:阿部卓也
■日時
2024年8月7日(水)17:30~21:30
■場所
都内・文京区周辺
※詳細は参加者に個別にご連絡差し上げます。
■参加費
お一人様500円
※学生の方は無料です!
■作品について
麗しき夏の一日。郊外の庭園で男女がテーブルを挟み、とあるルールのもとに対話する。男が聞くのは、女の過去、そして性。風に揺れる木々のざわめきには、やがて様々な音が混ざりあう。
『アランフエスの麗しき日々:夏のダイアローグ』は、2019年ノーベル文学賞を受賞したペーター・ハントケの戯曲作品。ヴィム・ヴェンダースによって映画化もされています。
詩的で抽象的な二人の対話には、もしかしたら難解さを感じるかもしれません。ですが、それは決して地に足のつかない観念的な言葉のやり取りではないだろうと踏んでいます。こうした戯曲を読み解くための一番の近道は、実際に言葉を声に出して、他者との間でそれを交わし合うこと。きっと当日、作品や作家のあり方が見えてくるだろうと考えています。
皆さんも、『本読み会』で、“夏のダイアローグ”を体験してみませんか。
■おねがい
『本読み会』は、皆様と戯曲の出会いを大切に考えております。図書館やインターネット等を利用し、戯曲はご自身で入手していただければ幸いです。(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
ですが、なかなか手に入りづらい戯曲が多いことも事実です。どうしても手に入らない場合、お早めにご連絡いただければ、当日テキストのコピーをご用意いたします(実費のご負担をいただきます)。
作品を事前に読んでくるかどうかは、参加者の皆様にお任せいたします。事前に一度目を通しておくと、物語の流れや構造を落ち着いて味わうことができます。読まずに参加した場合は、まるでお芝居を観ているかのように、物語の展開をハラハラドキドキ楽しむことができます。ご自由にお楽しみください。
■定員について
参加者一人ひとりがしっかりとセリフを読めるよう、毎回定員を設定しております。(定員数は戯曲によって変動いたします。)
申し込み多数の場合には、見学でのご参加をご案内させていただきます。
皆様のご参加をお待ちしております!