早いもので11月も半ば。今年ももう残りわずかとなりました。『本読み会』も今年最後のイベントをご案内させていただきます。
今回は、鑑賞会と忘年会のセット企画!皆さん、一緒に楽しみましょう!
National Theatre Live『ヘッダ・ガーブレル』鑑賞会&『忘本会!2017』
今回の企画は、「ナショナルシアターライブ鑑賞会」と、「忘本会!2017」(忘年会)のセット企画です。
本場イギリスの国立劇場「ナショナル・シアター」の上演舞台を映画館で鑑賞できる「ナショナルシアターライブ」は、もう多くの方がご存知のことと思います。現在(11月14日)も、都内で『1人の男と2人の主人』が上映中ですね。
(話はそれますが、この『一人の男と二人の主人』、吉本新喜劇のようなドタバタコメディなのですが、傑作中の傑作でした。。チャンスのある方は、是非逃さず観に行かれることをお勧めします。イギリス演劇の懐の深さを感じられますよ)
英国で上演された舞台の録画なので、もちろん上演は英語です。が、字幕も付いていて、映画を観るように楽しめるのがこのシリーズの特徴。まだ観たことのない方は、「生の舞台を映像で観て楽しめるの?」と不安に思われるかもしれませんが、そんな不安もあっさり払拭してくれる圧倒的なクオリティです。毎回欠かさず観に行っているという方も多いのではないでしょうか。本当に素晴らしい企画ですよね。
さて、そんなナショナルシアターライブに、とうとう『ヘッダ・ガーブレル』がやってきます!
作家は近代劇の父・イプセン。今年は『本読み会』でも2作品連続で取り上げました。(イプセンの回のレポートはコチラ)
そのイプセンの代表作であり、最高傑作の誉れも高い『ヘッダ・ガーブレル』が上映されるんです。このことだけでも、私などはヨダレが出るほど楽しみなのですが・・・なんと!今回上映される舞台、イヴォ・ヴァン・ホーヴェの演出なんですよ!
オランダ「トネールフループ・アムステルダム」を率いる、現在世界で最も注目される演出家・イヴォ・ヴァン・ホーヴェ。私のホーヴェ初体験は、同じくナショナルシアター・ライブの『橋からの眺め』でした。アーサー・ミラーの戯曲が、神話のような根源的な悲劇になっていて、とにかく衝撃を受けました。
つい先日まで、東京芸術劇場で、ホーヴェ演出『オセロー』の初来日公演もありましたね!かなり話題になっていたので、観ている方も多いと思います。私ももちろんチェックしましたが、こちらも素晴らしい舞台でした。
今回のホーヴェ版『ヘッダ・ガーブレル』、嫌が応にも期待が高まります・・・!
ナショナル・シアター・ライブ『ヘッダ・ガーブレル』を堪能したら、その後は『忘本会』。
『忘本会』とは、たまには本のことは忘れて飲みましょう!という趣旨の、毎年恒例の忘年会です。
とは言っても、やっぱり本のこと演劇のことは忘れられない!飲み食いしながらヘッダ・ガーブレルの感想など語り合いましょう!きっと気付かなかった発見が待っているはずです。
さて、気になるイベントの詳細はこちらです。
■日時と場所
2017年12月3日(日)
『ヘッダ・ガーブレル』:TOHOシネマズ日本橋 12:40〜15:25
『忘本会』:劇場から徒歩10分の居酒屋 16:00〜19:00
※ちなみに上映は12/1(金)〜12/7(木)の一週間の予定ですので、3日にご一緒できない方は、ぜひ別日に見てみてください。■参加費
各自、実費のご負担です。
ナショナル・シアター・ライブ『ヘッダ・ガーブレル』:3,000円
『忘本会』:3,800円程度
※キャンセル等のリスクをなくすため、『ヘッダ・ガーブレル』のチケットは各自ご予約いただきます。やむをえぬ理由により、どうしてもこちらで予約しておいて欲しいという方だけ、個別にご相談ください。■定員について
ナショナル・シアター・ライブの上映自体は、劇場が満席になってしまわなければ、何人でも大丈夫ですが、『忘本会』に関しましては、お店の予約の都合上、上限が出ると思います。
『忘本会』へ参加する予定の方は、事前に必ずこちらにご連絡ください。