早速、『読んで楽しい!現代戯曲』シリーズ第一弾をご紹介いたします。
第一期〜戦争が終わってから、パソコンが出るまで編〜の一本目の作品は、アーノルド・ウェスカーの『僕はエルサレムのことを話しているのだ』(1960)。
以下、詳細です。
第54回『本読み会・ウェスカー』
■作家アーノルド・ウェスカー
■作品
『僕はエルサレムのことを話しているのだ』(1960)
木村光一 訳
収録
「ウェスカー三部作」 (1964年) (晶文選書)
「ウェスカー全作品 1」(1972年)(晶文社)
■日時
2015年6月13日(土)13~17時
■場所
都内・千代田区周辺
■参加費
会場代として、お一人様200円
※いつもより施設使用料が高い場所になるので、値段が高くなっております。
■作品について
人間の理想の気高さ、現実の厳しさを描き続けた作家、アーノルド・ウェスカー。
『僕はエルサレムのことを話しているのだ』は、第二次大戦後の時代の移り変わりの中を生きる、ある架空の一家族の歴史を描いた三部作の、その締めくくりとなる作品です(ちなみに、三部作のあとの二作は『大麦入りのチキンスープ』と『根っこ』です)。
理想の生活を求めて田舎暮らしを始めた若い夫婦が、また都会へと戻ることになる。その過程に込められたのは、「本当に人間らしく生きるとはどういうことだろうか」というウェスカーのもだえ苦しむような問いでした。
この戯曲が発表されたのは1960年。遠い出来事のようでいて、実は身近な事柄なのかもしれません。2015年に生きる我々は、果たしてウェスカーの問いに答えることが出来るのでしょうか。
■おねがい
作品は未読のままでもご参加いただけますが、全シーンを読まず、ところどころ飛ばして読み合わせを進める可能性もありますので、一度目を通してからのご参加をお勧めしております。
図書館やインターネット等を利用して戯曲を入手し、目を通していただければと思います。
(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
どうしても見つからない場合は、開催1週間前を目安に『本読み会』までご連絡ください。こちらでテキストをご用意致します。
■定員について
申し込み多数の場合にご参加をお断りさせていただく事がございます。あらかじめご了承ください。
※お申し込みは先着順で受け付けますので、お早めにお申し込みいただければと思います。
※見学でのご参加も随時受け付けております。「定員に達してしまったけれど、様子は見たい」という方は、見学でのご参加をご検討ください。
皆様のご参加をお待ちしております!
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