ようやく梅雨らしくなってきました。洗濯もできず、ジョギングもできず、家で戯曲を読むくらいしかすることがないですね。
もうひとつ、この時期に家でのお楽しみといえば、自家製梅酒をつけることでしょう。
本日は突然ですが、『本読み会』特製でもなんでもない、誰が作ってもだいたい同じ味になる自家製梅酒のつけかた講座です。
まず、梅酒グッズを用意しましょう。この時期、スーパーに行けばたいていセットで並んでいます。
青梅 1kg(傷のないものがよい)
氷砂糖 500g〜1kg(甘いのが好きな人は多めに)
保存容器(煮沸消毒してから使いましょう)
竹串
ボウル(金属製でないものがよい)
ふきん
最後にお酒ですが、スタンダードなのはホワイトリカーです。ちなみに今回はブランデーバージョンも作ってみました。気をつけなければいけないのは、アルコール度数が35%を下回らないこと。軽いお酒だとカビが生えやすいのです。どうしてもカビが飲みたいという方は、お風呂場のタイルの継ぎ目を直接舐めているとよいでしょう。
まず、青梅を水にさらしてアクを取ります。梅は金属に弱いので、プラスチックのボウルか土鍋のようなものがいいでしょう。30分〜1時間ほどつけておきます。その間にチェーホフの短編戯曲を数本読むといいですね。
次に、水から梅を取り出して、ひとつひとつ「ヘタ」の部分を竹串で取っていきます。慣れてくるとスポッと気持ちよく抜けます。これをすることで渋みがなくなるとか。
ヘタが取れたら、きれいなふきんで梅をひとつひとつ拭き、水分を取ります。容器の方も乾いた状態で使って下さい。水気はカビのもと。
そして、容器の中へ梅と氷砂糖をぶち込みます。梅→氷砂糖→梅→氷砂糖というふうに、半分ずつ分けていれると、画像のようにうまく混ざります。
最後に、お酒を入れて、しっかりフタをしめたらできあがり。ちなみに左がホワイトリカーで右がブランデーです。台所の下など、暗くて涼しくところに保管しましょう。諸説ありますが、だいたい半年〜1年で飲み頃だそうです。ということは、冬場には自家製梅酒のお湯割りを片手に家で戯曲が読めるというものです。待ち遠しいですね。
ちなみに私はあまりにも待ち遠しすぎて、毎日ビンをバシャバシャ振り、しょっちゅうフタを開けては匂いをかいでいたところ、妻に「余計なことすんな!」と罵声を浴びせかけられました。
一家の主に対して、無礼にもほどがあると思います。
みなさんはどう思いますか?