→お申し込みが無事定員に達しました!今後は見学のお申し込みのみ、受付させていただきます。みなさんどうもありがとうございます!
皆さん、こんにちは。『本読み会』主宰の大野です。
3月5日開催予定の第64回『本読み会・イプセン』ですが、ようやく読む本が決まりました。
作品は、『野がも』です。イプセン中期の作品の一つで、イプセンの最高傑作に挙げる人も多い、優れた作品です。
(申し訳ないのですが、第64回『本読み会・イプセン』は、すでに参加定員に達していまして、現在は見学/キャンセル待ちでのお申し込みのみ受け付けております。)
今回、作品を選考するに当たっては、イプセン戯曲選集―現代劇全作品(東海大学出版会)に収録されている11作品を全て再読させていただきました。ほぼ一日1作品のペースだったので、時間もかかってしまいましたね。ごめんなさい。
でも!個人的にはイプセン戯曲を知るこれ以上ない機会になりました。
イプセンの人となりや歴史について、作品からだいぶ感じられるようになりましたし、チェーホフ戯曲に与えた大きな影響についても、実感しました。歴史的には、やはり偉大な作家であります。
11作品読み終わってから、どの作品を『本読み会』で読むかでも、かなり考え込んでしまいました。最初に候補に挙げたのは『ロスメルスホルム』『わたしたち死んだ者が目覚めたら』の二作だったのですが、その後『海の夫人』『棟梁ソルネス』『野がも』の三作も台頭してきまして、紆余曲折の末、結局丸一日かけて『野がも』を選んだ次第です。
どの作品もイプセンらしくありながら、全く違う魅力を持っていて、「なんなんだ、この作家は」と愕然としました。また、ここが難しいところなんですが、どの作品も「本当に面白い作品だ!」と断言できないんです。なんか微妙、と言うか、突き抜けた面白さを感じられないんですね。
これには自分の読みの浅さも多分に影響していると思われますので、『本読み会』で『野がも』を皆さんと読みながら、なんとかイプセンの面白さを発見できればと思っています。
さて、ここからが本題です。
実は、あまりにもイプセン作品選考に迷いすぎて、第64.5回『こっそり本読み会・イプセン』として、急遽もう一作読んでもいいかも・・・とか考え始めてしまいました。私、根が真面目な粘着質タイプの人間なので、凝り始めるとしつこいんです。
登場人物の少ない作品を、少人数でガッツリ読んだら面白そうだな、、、と思っています。でも疲れそうだし・・・迷っています笑。賛同者がある程度いてくれたら、開催したいと思っています。
日程も参加者で相談して決められたら一番なのですが、私が、3月10日(金)19時〜か、3月11日(土)の18時〜くらいしか空いていません。だいたい3時間くらいで終わると思います。
もし、一緒にイプセン読みたい!という方がいましたら、ご連絡いただければと思います。
最少催行人数は、私も含めて4名から。
6名定員で、見学希望は受けたいと思います。
読む作品は、集まった人数を見て決めたいですが、『ロスメルスホルム』『海の夫人』『棟梁ソルネス』『わたしたち死んだものが目覚めたら』のどれかにしたいと思っています。
以上、ご応募おまちしております!