第75回『本読み会・デュレンマット』レポート
今回は、”あんまり知らない国のあんまり知らない作家”を取り上げました。問題を世に問う「メディア」として、『物理学者たち』を書きあげたフリードリッヒ・デュレンマット。これはあまりにも「タイムリーな」戯曲だったのです。
今回は、”あんまり知らない国のあんまり知らない作家”を取り上げました。問題を世に問う「メディア」として、『物理学者たち』を書きあげたフリードリッヒ・デュレンマット。これはあまりにも「タイムリーな」戯曲だったのです。
日本での知名度はさっぱりですが、ドイツ語圏では、”ブレヒト以後もっとも優れた劇作家”とも言われる人気作家、フリードリヒ・デュレンマット。カリカチュアライズされた人物たちの喜劇的やりとりの中から、哲学的なテーマが立ち上がってきます。