※戯曲の探し方【公立図書館で借りる編】【大学図書館で借りる編】【思い切って買う編】の3記事をまとめて、さらに情報を追加した記事が下記リンク先にございます。どうぞ御覧ください。
こちら→「戯曲の探し方」
**********
いい戯曲に出会ったときの「見つけた!」という感じは、案外クセになります。
自転車操業のような『本読み会』がここまで細々と続いてきたのには、この快感がどこか後押ししてくれたからじゃないかと思うのです。
『本読み会』で読む戯曲を決めるときは、「どうやら面白そうな戯曲らしい」というところから始まって、「じゃあ、ためしに読んでみようか」となって、よければ「これでいこうか」という流れなのですが、、、
戯曲を読むとき、みなさんはどうやってその本を手に入れていますか?
悲しいかな、仕事帰りに駅の近くの本屋に立ち寄って、「サム・シェパードの『埋められた子供』ください」といっても、「はい、これですね」と出てくることはまずありません。逆に、そんな本がひょいと出てくるような本屋にはうかつに入らない方がいいです。店主が非常に偏屈な可能性があります。
さて、それじゃどうするか?今回は【公立図書館で借りる編】ということで、お金のかからない方法で戯曲を手に入れましょう。
お近くの図書館に行って目当ての戯曲がある場合は、おめでとうございます。
ない場合でも、近くの館に蔵書があれば取り寄せてくれます。事前にどこの図書館に蔵書があるのか調べたい場合は、図書館のホームページで検索してみましょう。
東京都の話になってしまいますが、一気に探したい場合は
東京都立図書館の統合検索サービスを使うと便利です。どこの区のどの図書館にお目当ての戯曲があるか一発で出してくれます。
ちなみに、図書館の本にはすべて分類番号がついています(NDC分類といいます)が、たとえば日本戯曲の場合は「912」です。英米戯曲は「932」です。つまり、「9●2」の番号が戯曲を探す目印になるのです。(●の中に入る番号によって国が変わります。)
戯曲が含まれる「文学」のNDC分類一覧はこちら。
図書館の中を歩いて、スッと「9●●」へ足が向くようになったら、あなたは戯曲探し上級者。
そして、言うまでもないことですが、借りた本は大事に扱いましょう。期限までにちゃんと返しましょう。
松山