とうとう2018年も最後のお知らせとなりました。今回は、8月に亡くなったアメリカの人気劇作家ニール・サイモンを取り上げたいと思います。
そしてそして!毎年恒例の『忘本会!2018』も同日開催いたします!
皆さま、どうぞご参加くださいませ。
以下、詳細です。
追悼記念・第76回『本読み会/ニール・サイモン』
■作家
ニール・サイモン
■作品
『ヨンカーズ物語』(酒井洋子訳/『ニール・サイモン戯曲集5』収録)
ニール・サイモン戯曲集〈5〉
■日時
2018年12月16日(日)13~17時
■場所
都内・文京区周辺
■参加費
諸経費として、お一人様300円
■作品について
ニール・サイモンは、ニューヨーク出身、ブロードウェイで活躍した人気劇作家です。
喜劇を得意とし、『はだしで散歩』『おかしな二人』『サンシャイン・ボーイズ』等の大ヒット作品を何作も生み出しました。映画化された作品も数多く、皆さんも一度ならず名前を耳にしているのではないでしょうか(『アパートの鍵貸します』の原作戯曲もニール・サイモンです!)。
ちなみに劇作家の三谷幸喜さんも彼の大ファン、劇団の名前に『サンシャイン・ボーイズ』を貰っているのは有名な話です。
『本読み会』でも、まだ会が産声を上げたばかりの第三回で、彼の作品『カリフォルニア・スイート』を読んでいます。まだ会の参加者が少なかったので、その時は少人数のオムニバス作品を読みましたが、今回は自由に好きな作品の中から、『ヨンカーズ物語』を選びました。
『ヨンカーズ物語』は、トニー賞、ピューリッツァ賞を受賞した、まさにニール・サイモンの代表作。父の出稼ぎの間、祖母の家に預けられることになったとある兄弟と、ひと癖もふた癖もある家族たちとの交流を描いた物語です。
喜劇の王様とも言われたニール・サイモンですが、その作品の魅力は、軽妙洒脱なセリフのやり取りの中に、ほろ苦い人の生き様が垣間見えるところ。特にこの『ヨンカーズ物語』は、読んでいると何故だか分からないけれど泣きそうになる、そんなふしぎな魅力に満ちた作品です。
2018年8月、91歳で世を去ったニール・サイモン。ブロードウェイを体現した現代の大作家の死を、作品を読みながら偲びたいと思います。
皆さまのご参加お待ちしています!
■おねがい
作品は未読のままでもご参加いただけますが、全シーンを読まず、ところどころ飛ばして読み合わせを進める可能性もありますので、一度目を通してからのご参加をお勧めしております。
図書館やインターネット等を利用して戯曲を入手し、目を通していただければと思います。
(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
どうしても見つからない場合は『本読み会』までご連絡ください。こちらでテキストをご用意致します。
■定員について
参加者一人ひとりがしっかりとセリフを読めるよう、毎回定員を設定しております。(定員数は戯曲によって変動いたします。)
申し込み多数の場合には、見学でのご参加をご案内させていただきます。
皆様のご参加をお待ちしております!
参加申し込み・・・の前に、 ↓ の「忘本会!2018」のお知らせもご覧ください!
『忘本会!2018』のお知らせ
上記、第76回『本読み会/ニール・サイモン』開催後に、『忘本会!2018』を開催いたします。
『忘本会』とは何か。
いつも本のことばかり考えている我々です(?)。年の瀬くらい本のことは忘れてお酒を飲みましょう!・・・という、まあ言ってしまえば、忘年会のことですね。
普段あまり参加しない方も気軽に参加してもらえるように、ミニお楽しみコーナー『ビブリオバトル』の開催や、『本読み会新聞・リーダーズ2018』の配布などを企画しました!
ぜひご参加くださいませ。
■日時
2018年12月16 日(日)17:30〜19:30
■場所
JR飯田橋駅近く
■参加費
4000〜4500円程度を予定しております。
■内容
ビブリオバトル
最近話題の”知的書評合戦”ビブリオバトルをご存知ですか?発表者がそれぞれオススメの本を5分でプレゼンして、最後にどの本が一番読みたくなったか、全員の投票で決めるというイベントです。『本読み会』でも、以前一度だけ開催したことがありますが、これが結構盛り上がりました。
紹介するのは、小説でも、マンガでも、取扱説明書でも構いません。欲を言えば、どこか“演劇”やら“ドラマ”やらに通ずるものがある本だと良いですね。ただ、この辺りはこじつけでも何でも全然構いません。発表される方々の感性にお任せいたします。「私は、この本が、好きなんだ!!」という熱い想いを、是非『本読み会』にぶつけてください。
参加の仕方は二種類。“プレゼンター”となって、これという一冊を紹介してくださってもいいですし、“オーディエンス”となって、皆さんのプレゼンをただ楽しんでいただいても結構です。
『忘本会』参加希望の方は、申し込み時に、“プレゼンター”希望か、“オーディエンス”希望かを教えてください。まだ迷っているという方は、会の1週間くらい前までに決めていただいても結構です。
ビブリオバトル公式ルール等の案内を、このページの最後に載せておきますので、ぜひご覧ください!
『本読み会新聞・リーダーズ2018』
これまで不定期に何度か発行されてきた『本読み会新聞リーダーズ』。今年も一応ご用意いたします。そんなに大した内容にはなりませんが笑、お楽しみいただければ幸いです。
さあ、いろいろ楽しみが詰まってきましたね。『本読み会/ニール・サイモン』だけのご参加も、『忘本会』だけのご参加も、もちろん両方のご参加も、心よりお待ちしております!
参加申し込みはコチラから
■ビブリオバトル公式ルール
1、発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
2、順番に一人5分間で本を紹介する。
3、それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2〜3分行う。
4、全ての発表が終了した後に、「どの本が一番読みたくなったか?」を基準とした投票を参加者全員一票で行い最多票を集めた者を『チャンプ本』とする。
ちなみに、「知的書評合戦ビブリオバトル公式サイト」はこちらです。
http://www.bibliobattle.jp
紹介本もいろいろ出ています。
ビブリオバトル 本を知り人を知る書評ゲーム (文春新書)
マンガでわかる ビブリオバトルに挑戦!
(大野)