今年も始まりましたね。
夏の風物詩、NHKラジオ『夏休み子ども科学電話相談』が。
毎年夏になるまですっかり忘れてて、たまたまラジオを聞いて、
「あ、そうだ!夏は子ども科学電話相談があるんだった!!」
と思い出して興奮するのが恒例です。
「昆虫」「植物」「宇宙」「いのち」など、様々な分野の専門家達が、3歳くらいから中学生くらいまで?のいろんな子供達の素朴ながらも鋭い質問に答えていく番組。
聞いた事ある人は分かると思うんですけど、これがとにかく面白い。
何が面白いって、まずは「世の中知らない事ばっかりだなぁ!」と思えること。
「海はどうしてしょっぱいの?」
「キリンの舌はどうして黒いの?」
子供達の質問を聞いていても、自分で答えを知ってる事なんかほとんどありません。
専門家の答えを聞きながら「マジすか!」とか「すげぇ・・・!」とか、感心させられてばかりです。
しかし何よりこの番組を魅力的にしてるのは、子供達の生のリアクションをリアルタイムで聞けること。
例えば今朝の放送で、「カブト虫はどこにいますか?」と質問してきたはると君(仮)。
大人「こんにちは、はると君。はると君は何歳ですか?」
はると「よんさい!!!」
大人「元気がいいですね(笑)。はると君はカブト虫捕まえに行ったの?」
はると「あのね、クヌギの木のとこに行ったの!!!」
大人「そうなんだね」
はると「でもね、いなかった!」
大人「そうかぁ、いなかっ・・・」
はると「カミキリ虫がいた!!」
大人「(笑)そうなん・・・」
はると「カミキリ虫がいてね、カブト虫いなかった!!!」
か、かわいい。。
次は昨年の放送から。
「おっぱいは何で出来てるんですか?」と質問してきた、これまた4歳のゆうき君。
大人「おっぱいは何で出来てるかですね。」
ゆうき「ハイ」
大人「ゆうき君はさ、もうおっぱい飲んでないと思うんだけど?」
ゆうき「・・・・・・」
大人「・・・?」
ゆうき「・・・・・・」
大人「ゆうき君?」
ゆうき「ハイ」
大人「うん(笑)。でね、おっぱいってね、・・・(省略/おっぱいが何から出来てるかの説明)・・・なんだ。分かりましたか?」
ゆうき「・・・・・・」
大人「・・・?」
ゆうき「・・・・・・」
大人「ゆうき君?」
ゆうき「ハイ」
子供たち、間が絶妙なんです。か、かわいい。。
あとは、
大人「ペンギンが飛べないってのはね、(省略)で、(省略)で、(省略)でね、(省略)なんですよ。分かりましたか?」
りな「・・・・・・分かりません・・・。」
大人「そうだよね、難しいよね(笑)。」
こういうとことか、聞いててホントに面白いんですよ。かわいいんですよ。
しかも、ただかわいいだけじゃない。そうやって説明を聞いてた子供たちが、「えーっ!」とか「へぇー!」とか「そうなんだ・・・!」とか思わず声をもらしてるのを聞いたりすると、
「あぁ、この子は今確実に成長したんだなぁ。何かを手に入れたんだなぁ」
ということまで感じられてきたりして・・・もう感動すら覚えます。
大人が子供に一生懸命、世界に溢れる魅力を伝えていく番組。
それが『夏休み子供科学電話相談』。
8月末までの午前中、NHKラジオ第1で放送しています。
聞いた事がない人は是非聞いてみて下さい!
(大野)