第97回『本読み会/森本薫』レポート
日本文学報国会からの依頼で書かれた『女の一生』。しかし戦下のプロパガンダ作品としてその命を終えるのではなく、戦後に改訂を加えて甦り、日本の新劇を代表する作品となりました。
日本文学報国会からの依頼で書かれた『女の一生』。しかし戦下のプロパガンダ作品としてその命を終えるのではなく、戦後に改訂を加えて甦り、日本の新劇を代表する作品となりました。
今回扱うのは戦前・戦中を代表する劇作家・森本薫。読むのは杉村春子主演の超ロングラン公演で知られる名作『女の一生』です。誰かのために何かを我慢しながら、それでも懸命に生き抜いていく“女の一生”、声に出して読みながら、味わっていければと考えています。