こんにちは!もう7月に入るというところですが、なんと今回が今年最初のお知らせとなってしまいました。このところ主宰2人がなかなか忙しく、思うように活動できておりません・・・。
ただ、過去にも同じような間隔での開催になってしまっていた時期もありました。ジタバタしても仕方がないので、しぶとくじっくり活動を続けていきたいと考えております。
そして実は、今回お知らせするのが第99回の開催です。次回は第100回。記念に何かしらのイベントを開催できればと考えております。そちらもどうぞお楽しみに。
さてさて、本題に入りましょう。第99回は現役・人気作家の前川知大さんの作品を読んでみたいと思います。開催まであと3週間を切ってしまっておりますが、皆様のご参加をお待ちしております!
以下、詳細です。
第99回『本読み会/前川知大』

■作家
前川知大
■作品
『散歩する侵略者』
※戯曲デジタルアーカイブからPDFデータのダウンロードが可能です。
■日時
2025年7月17日(木)18:00~21:30
■場所
都内・文京区周辺
※詳細は参加者に個別にご連絡差し上げます。
■参加費
お一人様500円
※学生の方は無料です!
■作品について
加瀬真治は三日間の行方不明の後、別人格となって発見された。医師の診断は脳の障害。
不仲だった夫の変化に戸惑う妻の鳴海を置いて、真治は毎日散歩に出かける。
そしてその後、町に流行り始めたのは、「ある特定の概念を失う」という奇病だったーー
『散歩する侵略者』は、SF、哲学、オカルトといった世界観を持った作風で知られる劇作家・前川知大氏を代表する一作。彼が主宰を務める劇団イキウメにて2005年に初演、その後2007年には小説版が出版、2017年には映画化もされました。
”SF”の定義は様々ですが、SFとは現実世界にある一つの仮説を持ち込むことによる思考実験だ、という考え方があります。この作品も、「ある特定の概念を失う」という一つの仮説によって、「人を人たらしめるものは何か」を考えようとした思考実験なのかもしれません。
■おねがい
『本読み会』は、皆様と戯曲の出会いを大切に考えております。図書館やインターネット等を利用し、戯曲はご自身で入手していただければ幸いです。(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
(今回は戯曲デジタルアーカイブ収録作品なので、どなたでも簡単に戯曲のデータを入手いただけます。他の作品も収録されておりますので、興味のある方はぜひ読んでみてください!)
作品を事前に読んでくるかどうかは、参加者の皆様にお任せいたします。事前に一度目を通しておくと、物語の流れや構造を落ち着いて味わうことができます。読まずに参加した場合は、まるでお芝居を観ているかのように、物語の展開をハラハラドキドキ楽しむことができます。ご自由にお楽しみください。
■定員について
参加者一人ひとりがしっかりとセリフを読めるよう、毎回定員を設定しております。(定員数は戯曲によって変動いたします。)
申し込み多数の場合には、見学でのご参加をご案内させていただきます。
皆様のご参加をお待ちしております!
↓参加申し込みはこちらから↓