主宰二人とも忙しさを言い訳に、とんとHPの更新をしておりませんが、第41回『本読み会・ストリンドベリ』の開催があと10日あまりと迫ってまいりました。 まだ定員にも余裕がございますし、参加を検討されている方には、一度足を運んでいただければと思います。
私(大野)は大学院(臨床心理)でも「語り」に関する研究をしているのですが、いろいろ論文を読んでいると、語りの「内容」よりも語りの「構造」、つまり、「何を語るか」ではなく「いかに語るか」ということが、語り手の在り方を考える上でいかに重要であるかを考えさせられます。
ある分野においては、語りは人物によって構成されるものではなく、人物こそが語りによって構成されるのだということが前提になっていたりもするのですが、もしセリフの内容ではなく、その語り方こそが人物を規定するならば、戯曲の本当の書き手は、実際に声を出して演じる役者ということになりますよね。
演劇における肉体の絶対性というのは昔っから大きなテーマですが、『本読み会』でそんなことも考えていただけたらと思います。
と、こんな難しそうなこと(何を語るか)をどれだけ書いても、HPの更新が滞りあわてている姿(いかに語るか)はごまかせませんね。(イラストも手抜き)
毎日ブログ書いている人、あんたすごいよ。