大変お待たせいたしました!9月22日の『戯曲を読む会 全国大会2019』開催で忙殺されておりました関係で、こちら第82回のご案内が大変遅くなってしまいました!
開催までもう3週間を切ってしまいましたが、早速本日から参加申し込みも受け付けます。皆様のご参加お待ちしております。
ちなみに、全国大会のレポートについても、いま準備している最中です。どうぞお楽しみに。
※第82回『本読み会・寺山修司』は、参加申し込みが定員に達しました。今後は、見学(キャンセル待ち)としてお申し込みを受け付けます。本読みは、聞くことの方がむしろ楽しいくらいです?笑 お申し込みお待ちしております。
第82回『本読み会・寺山修司』
■作家
寺山修司
■作品
『毛皮のマリー』
『疫病流行記』
収録:『寺山修司著作集 第3巻 戯曲』(クインテッセンス出版)
■日時
2019年10月20日(日)17:30~21:30
■場所
都内・文京区周辺
■参加費
諸経費として、お一人様300円
■作品について
マッチ擦るつかのま海に霧ふかし
身捨つるほどの祖国はありや
歌人として若くから注目された寺山修司は、劇作、演出、映画に評論など、多くの分野でその才能を発揮し、日本国内のみならず、海外にもその名を馳せる活躍を見せました。特に演劇の分野においては、実験演劇室「天井桟敷」を率い、“演劇”という概念そのものを揺さぶるような意欲的な作品を数多く発表しています。
『毛皮のマリー』は、天井桟敷第三回公演として、丸山明宏(美輪明宏)主演で上演されました。“ワイ雑で、野放図で、ぶちこわし型で、その中に人間存在の根源をさがし求めてゆく”と評され、寺山没後も繰り返し上演される初期作品を代表する一作となりました。
『疫病流行記』は、寺山の中期以降の劇作を代表する一作として選びました。「演劇を文学から独立させようという意図」を持って書かれ、ヨーロッパ公演では、全ての台詞を、金槌で釘を打つ行為に「翻訳」して上演されたという作品です。
寺山修司の演劇は、“読む”為のものであるよりは、“体験”する為のものでしょう。“戯曲を読む会”である『本読み会』で、寺山の作品を扱うことは果たして可能なのか。ある海外メディアは寺山を、「寺山のオリジナリティは、内省者としてより、イメージの狩人としてのものだ」と評しました。寺山が狩り集め、その作品に押し込めた多彩なイメージが、本読みの中で少しでも見えてくればと考えています。
■おねがい
『本読み会』は、皆様と戯曲の出会いを大切に考えております。図書館やインターネット等を利用し、戯曲はご自身で入手していただければ幸いです。(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
ですが、なかなか手に入りづらい戯曲が多いことも事実です。どうしても手に入らない場合、お早めにご連絡いただければ、当日テキストのコピーをご用意いたします(実費のご負担をいただきます)。
作品を事前に読んでくるかどうかは、参加者の皆様にお任せいたします。事前に一度目を通しておくと、物語の流れや構造を落ち着いて味わうことができます。読まずに参加した場合は、まるでお芝居を観ているかのように、物語の展開をハラハラドキドキ楽しむことができます。ご自由にお楽しみください。
■定員について
参加者一人ひとりがしっかりとセリフを読めるよう、毎回定員を設定しております。(定員数は戯曲によって変動いたします。)
申し込み多数の場合には、見学でのご参加をご案内させていただきます。
皆様のご参加をお待ちしております!
参加申し込みはコチラから
※第82回『本読み会・寺山修司』は、参加申し込みが定員に達しました。今後は、見学(キャンセル待ち)としてお申し込みを受け付けます。本読みは、聞くことの方がむしろ楽しいくらいです?笑 お申し込みお待ちしております。