みなさん、こんにちは!
先日、エイプリルフールがありましたね。毎年頑張ってウソ記事を配信していましたが、今年はすっかり忘れていました笑。当日エイプリルフールに気づいて、「ウソだろ・・・」と思いましたよ。
さて、そんなことはどうでもいいですね。次の『本読み会』の案内です。
今回は、共同主宰の松山が参加できるかどうか微妙な感じでして、当初の予定(次はピランデルロをやる予定なんですよ)を変更し、「大野がただ読みたい作品を読む回にする!」ということになりました。
結構悩みました・・・。本棚にある本やら、ない本やらをいろいろ候補に上げて、最終的には、「ウェスカーを読もう!」と決めました。
以下、詳細です。
第71回『本読み会・ウェスカー』
■作家
アーノルド・ウェスカー
■作品
「かれら自身の黄金の都市」(小田島雄志・訳/晶文社「ウェスカー全作品3」)
ウェスカー全作品〈第3〉かれら自身の黄金の都市,四季 (1968年)
■日時
2018年5月6日(日)13~17時
■場所
都内・文京区周辺の公共施設
■参加費
諸経費として、お一人様300円
■作品について
アーノルド・ウェスカーは、3年ほど前の第54回で、『読んで楽しい!現代戯曲』シリーズの第1作目として、『ぼくはエルサレムのことを話しているのだ』を読みましたね(もう3年も経つのか、と驚きます)。
→第54回のお知らせ
→第54回のレポート
→第54回イベントレポート
私、その時、戯曲を読んでかなり感動しまして、ウェスカーは大好きな作家の一人になりました。今回、好きな作品を選べることになったので、これを機に、まだ読んでいなかったウェスカー作品も全て読んでみて、一つ選んで読もうと思ったわけです。
(2018.4.14追記)
お待たせいたしました!ようやく作品を決定いたしました!
今回選んだのは、『かれら自身の黄金の都市』です。
自分たちが作り上げる都市、”黄金の都市”を夢想する若き建築家アンドルー。第二次大戦を挟んだ60年にも渡る年月の中で、彼がいかに理想に邁進し、妥協し、”敗北”していったか。自身、芸術による社会変革を目指した「センター42」の活動で苦い”敗北”を味わったウェスカーが、自身の思いを込めた傑作です。
題材として、昨年読んだトム・ストッパードの『コースト・オブ・ユートピア』と通ずるものがあると感じます。初期三部作の一作、『根っこ』とどちらにするか迷いましたが、スピーディな展開が気に入り、こちらを選びました。私は今回全集を読んで初めて知った戯曲だったのですが、スタイリッシュな良い戯曲で、上演の話を聞かないのが不思議なくらいです。
ちなみに全集は、古本にはなりますが、驚くような安値で売られています笑。良い買い物になりました。皆様も興味があればご購入をお勧めします。
さて、現在参加申し込みは10人程度、もう少し増えたら締め切って、見学のみ募集に切り替えようと思っております。参加をお考えの方は、お早めにお申し込みいただければと思います。お待ちしております!
■おねがい
作品は未読のままでもご参加いただけますが、全シーンを読まず、ところどころ飛ばして読み合わせを進める可能性もありますので、一度目を通してからのご参加をお勧めしております。
図書館やインターネット等を利用して戯曲を入手し、目を通していただければと思います。
(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
どうしても見つからない場合は『本読み会』までご連絡ください。こちらでテキストをご用意致します。
■定員について
参加者一人ひとりがしっかりとセリフを読めるよう、毎回定員を設定しております。(定員数は戯曲によって変動いたします。)
申し込み多数の場合には、見学でのご参加をご案内させていただきます。
皆様のご参加をお待ちしております!