※第63回『本読み会・チェーホフ』は、参加申込みが定員に達しました。引き続き見学(キャンセル待ち)でのお申し込みは受け付けておりますので、ご参加を希望される方は、そちらでお申し込みください。
毎年、新年第一弾は、「お正月だよ!シェイクスピア祭り」と称して、シェイクスピア作品を読んでいたのですが、考えてみれば2016年は、5月に開催された第60回で『ハムレット』を読んでいるんですよねー。2016年は『動物園物語』の公演のせいでシェイクスピアを読めなかったので、読むのが5月まで遅れてしまった訳ですが、第60回シェイクスピア→第61回ジョン・フォード→第62回鶴屋南北ときて、→第63回シェイクスピア では、なんかシェイクスピアが多すぎるのではないか!と思ってしまいました。
なので、今年は趣向を変えて、「お正月だよ!チェーホフ祭り」として、安定のチェーホフを楽しもうと思います。
実は2013年も「チェーホフ祭り」をやっているのですが笑、その時は『熊』『結婚申込み』の短編2本を読みました。2013年はじっくり長編を読みたいと思います。
以下、詳細です。
お正月だよ!チェーホフ祭り 第63回『本読み会・チェーホフ』
■作家A・P・チェーホフ
■作品
『ワーニャ伯父さん』(浦 雅春 訳)
ワーニャ伯父さん/三人姉妹 (光文社古典新訳文庫)
チェーホフ翻訳は、神西さん、小田島さん、松下さんなど名訳が多く、翻訳を誰にしようかでだいぶ迷いました。が、今回は浦 雅春さんの新訳を読もうと思います。
古典新訳文庫シリーズはその読みやすさから、個人的にも応援している文庫シリーズです。既訳をお持ちの皆様も、この機会に新訳を購入してみてはいかがでしょうか。(ちなみに、上の作品リンクはAmazonへのリンクになってます。こちらからご購入いただくと、1冊毎に『本読み会』に数円入ります!笑 全然儲からないです。。)
■日時
2017年1月29日(日)13~17時
■場所
都内・千代田区周辺
■参加費
諸経費として、お一人様200円
■作品について
言わずと知れたロシアの大劇作家チェーホフ。今回は、チェーホフ四大戯曲の中から、『ワーニャ伯父さん』を取り上げました。
『ワーニャ伯父さん』は、都会に暮らしていた大学教授とその妻が、退任して田舎の領地に戻ってくることから巻き起こる騒動を描いた作品です。
当の本人には悲劇も悲劇、だけれど、はたから見るとどうしても滑稽さが感じられてしまう。人間の絶望と悲哀を、皮肉と愛情のこもった目で見つめる、チェーホフ戯曲の味わい詰まった作品です。
『ワーニャ伯父さん』は、四大戯曲(残りの3つは『かもめ』『桜の園』『三人姉妹』ですね)の中では、比較的上演が少ない戯曲ではないかと思います。私も、他の3作に比べると多少印象の薄い作品だなーと思ったので、今回の『本読み会』でその魅力を改めて探ってみようと思いました。
よろしかったら皆様もご一緒にいかがでしょう?皆様のご参加、お待ちしております!
■おねがい
作品は未読のままでもご参加いただけますが、全シーンを読まず、ところどころ飛ばして読み合わせを進める可能性もありますので、一度目を通してからのご参加をお勧めしております。
図書館やインターネット等を利用して戯曲を入手し、目を通していただければと思います。
(当ホームページの「戯曲の探し方」もご参照下さい。)
どうしても見つからない場合は『本読み会』までご連絡ください。こちらでテキストをご用意致します。
■定員について
参加者一人ひとりがしっかりとセリフを読めるよう、毎回定員を設定しております。(定員数は戯曲によって変動いたします。)
申し込み多数の場合には、見学でのご参加をご案内させていただきます。
ご案内は以上です。
皆様のご参加、お待ちしております!