※『動物園物語』は、お陰様で無事幕を下ろすことができました。どうもありがとうございました。
舞台はニューヨーク、セントラルパーク。
ベンチで読書をするピーターに、通りかかった男・ジェリーが話しかける。
「動物園に行ってきたんです・・・」
ピーターとジェリーの、思いもよらぬ”物語”が始まる--
ここ1年ほどをかけて開催してきた長期イベント、「読んで楽しい!現代戯曲」第一部〜戦争が終わってからパソコンが出るまで編〜の最後を締めくくるのは、4年ぶりとなる『本読み会』特別上演企画! 現代アメリカ演劇を代表する作家であるエドワード・オールビーの名作2人芝居『動物園物語』を上演します。
コミュニケーション”という言葉が一人歩きしている現代に、強烈な一撃を喰らわせる問題作。電子メディアやSNSにどっぷり浸かった我々は、本当に人と関わることができているのか!?
人と人、人と動物が織りなす、孤独と愛の物語をお楽しみください!
※『動物園物語』上演の合間に、さらに複数のイベントを企画しています。
・戯曲を味わい楽しむコツをお届けする『戯曲に親しむ!ワークショップ』
・劇場で読む!本読み会 第58回『本読み会/テネシー・ウィリアムズ』
・劇場で読む!本読み会 第59回『本読み会/三好十郎』
こちらも合わせてお楽しみいただければと思います!
よかったですね。戯曲を読んでいるとそれほどと思っていなかったのですが、お二人の芝居を見ていると、どこかの公園でどっかで、自分にもあったような現実感に襲われました。
3月の別役作品も楽しみにしています。
昨日、芸能花伝舎で熊谷知子さんという小山内薫の研究者にお会いしました。松山さんは大学院時代から演劇実践者指導で有名だったのです。
ご覧いただきありがとうございました。地下の小劇場でしたが、「なんだか野外にいるみたい」という感覚を持ってもらおうと準備してしてきたので、嬉しいご指摘です。
実践と研究と、今後も節操なく二足のわらじで走ってまいります。まずは3月の別役実をお楽しみに!
(松山)