第57回『本読み会・ピンター』レポート

『本読み会』

2004年から東京で活動を続ける戯曲の読書会。主宰は大野、松山の二人。 もともと戯曲の勉強をしようと思った大野が、一人ではサボってしまって続かないので、「周りを自分の勉強に巻き込んでやれ!」と松山に声をかけたのが発足のきっかけ。 「すぐに辞めたらカッコ悪いし、最低10年は続けよう」と約束して始めたところ、無事10年を突破。「もう10年続けてみますか」と、現在2クール目に入っている。

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4 レスポンス

  1. 平澤健一 より:

    最初はどうという話では無いかもと思ってましたが、組織が出て来てからは引き込まれました。日常と非日常の差は曖昧なのかも知れないと痛感しました。
    話は変わりますが、木下順二の「白い夜の宴」読みました。三島とまた違う戦後を描いていて面白くないかもしれないですが読み応えはありました。
    三好十郎は「その人を知らず」いかがでしょうか?

    • 『本読み会』 より:

      先日はご参加ありがとうございました。
      「白い夜の宴」、読んだことないですね。木下順二は以前『本読み会』で「オットーと呼ばれる日本人」を読みました。やはり戦後の戯曲は面白いですね。
      三好十郎は良い戯曲が多いので、いろいろ悩みたいと思います笑。お楽しみに。。

  2. さちお より:

    マッキャンの立ち位置がわからないという疑問に対してですが、私は授業で、ゴールドバーグがゴッドつまり神であるイエスを指し、マッキャンはミカエルを示しているという説を聞きました。これは、英語の綴りからも納得ができます。そう考えるなら、大天使ミカエルとしてのマッキャンは、イエスを表すゴールドバーグに仕える部下で、忠実に仕事を遂行する人物であると言えるのではないでしょうか。

    • 『本読み会』 より:

      コメントありがとうございます。
      そのような説があるのですね。確かに二人のやりとりには、どこか日常を超越したものを感じますね。いろいろな読み方を許容する懐の広さも、ピンター戯曲の魅力のように思います。

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