以下、詳細です。
第38回『本読み会・泉鏡花』
■作家
泉鏡花
■作品
『夜叉ケ池』
収録
夜叉ヶ池・天守物語 (岩波文庫)
■日時
2012年11月25日(日)13~17時
■場所
都内・千代田区周辺
■参加費
会場代として、お一人様50円
■作品について
琴弾谷の山奥を訪れたある男が、行方知れずとなっていた旧友と再会するが、彼は夜叉ヶ池の定めに従い、明六つ、暮れ六つ、丑満と、一昼夜に三度鐘を鳴らす鐘守りとなっていた――
尾崎紅葉に師事し、『婦系図』や『高野聖』など多くの作品で知られた泉鏡花の代表的戯曲作品が『夜叉ヶ池』です。
白雪「義理や掟は、人間の勝手ずく、我と我が身をいましめの縄よ。・・・鬼、畜生、夜叉、悪鬼、毒蛇と言わるるわが身に、袖とて、褄とて、恋路を塞いで、遮る雲の一重もない!・・・先祖は先祖よ、親は親、お約束なり、盟誓なり、それは都合で遊ばした。人間とても年が経てば、ないがしろにする約束を、一呼吸早く私が破るに、何に憚ることがある!ああ、恋しい人のふみを抱いて、私は心も悩乱した、姥、許して!」
浪漫、耽美、怪奇、華美。
様々に形容される泉鏡花の言葉ですが、読めば納得。とにかく艶のある美しい言葉だと思いませんか?
言葉を味わうには声に出すのが一番。
皆様のご参加をお待ちしております。
■おねがい
作品は未読のままでもご参加いただけますが、全シーンを読まず、ところどころ飛ばして読み進める場合もありますので、一度目を通してからのご参加をお勧めしております。
図書館やインターネット等を利用して戯曲を入手し、目を通していただければと思います。
夜叉ヶ池・天守物語 (岩波文庫)
■定員について
申し込み多数の場合、参加をお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
(お申し込みは先着順で受け付けますので、お早めにお申し込みをお勧めします。)
皆様のご参加をお待ちしております!
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